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染色加工いろいろ

趣味でなく、工業的に行う染色加工に関することを書いています。

綿、レーヨン染色について3

反応染めの堅牢度が取れない場合、洗濯堅牢度であれば水洗、湯洗、ソーピングが不十分、または色止剤の種類、量の検討が必要です。現場加工時湯洗、ソーピングの残液の色を確認して、洗い回数を調整するのが常道でしょうか。 反応染料用色止め剤はカチオン性…

綿、レーヨン染色について2

反応染料を用いた染色についてですが、反応染料は湿潤堅牢度良好、色相も鮮明で現在綿、レーヨン染色の主流となっています。 他の染料がファンデルワールス力、水素結合、イオン結合で繊維と結びつくのに対し、反応染料は共有結合のため、理論上はこれ以上の…

綿、レーヨン染色について1

綿、レーヨンは直接染料、反応染料、硫化染料、バット染料、ナフトール染料を用いて染色しますが、浸染において比較的使用頻度の高い直接染料と反応染料について書いてみようと思います。 直接染料についてですが、反応染料が主流の現在、堅牢度があまり良く…

実践編 ポリエステル染色5

ポリエステルの混用品染色 ポリエステルは綿とよく混用され、T/C(ティーシー、テトロン/コットン)と呼ばれます。 混用率は様々ですが、晒色、淡色であれば片側だけ、混用率の高い方を染色します。 色が薄ければ片側だけ染めると無地に見えますので。 濃色…

実践編 ポリエステル染色4

カチオン可染ポリエステル(CDP)繊維について CDPは杢調等の柄を後染めで出すためにポリエステルと混繊、混紡されます。CDP100%で用いられることはあまりありません。名前の通りカチオン染料で染まるよう改質されたポリエステルで、アクリル染めに使用…

実践編 ポリエステル染色3

ポリエステル(以下PET)でよく行われる加工にアルカリ減量加工があります。織編物を減量加工すると交錯点がルーズになり、柔らかな絹様の風合いが得られるため、主に衣料品用途に施されています。また割繊糸を分割する場合にも行われます。 加工は95-98℃水…

実践編 ポリエステル染色2

分散染料は淡色用、中濃色用、濃色用等分子量の大きさで染料が別れており、メーカーにもよりますが冠称に淡色用はE、中濃色用はSE、濃色用はSが付くのが一般的です。 ちなみに他の種属の染料と違い、染着機構から分子量の大きさに制限がありますので、純粋な…

実践編 ポリエステル染色1

ポリエステル染色 ポリエステルの染色には分散染料を用います。 分散染料は水に不溶性のため、洗濯堅牢度は比較的良好で、よっぽど濃色にしないかぎり問題になることはまずありませんが、一方昇華堅牢度に注意が必要です。 染色温度は130℃が一般的ですが、極…

実践編 ナイロン染色3

ナイロン染色の手直しについて 染めムラ、色違い等で再加工をしなければならない場合、減色若しくは脱色を行い再染色します。 脱色はあまり行われず、減色して他の濃色等にするのが一般的です。 アルカリ浴でノニオン又はカチオン均染剤を用い、染色温度で処…

実践編 ナイロン染色2

ナイロンとよく混用される素材にポリウレタンがあります。ポリウレタンを混用、ストレッチ性がある生地をスパンデックスと呼び、例えばナイロンとポリウレタンの場合、ナイロンスパンと呼ばれたりします。 ポリウレタンの混用率は約5%~30%程度で、ポリウ…

実践編 ナイロン染色1

染色全般 実用編1 素材毎に使用する染料は違います。 主な素材について下記の表に示します。 酸性染料 含金染料 直接染料 反応染料 バット染料 分散染料 塩基性染料 硫化染料 カチオン染料 ウール ◎ △ ◎ △ ナイロン ◎ ○ ○ △ シルク ◎ ○ ○ △ 綿、麻 ◎ ◎ ◎ △ …