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染色加工いろいろ

趣味でなく、工業的に行う染色加工に関することを書いています。

色出し、色合わせ1

染色技術

素材を確認し、染料を選択、染色条件を決めれば、実際に試験染め(試染)し、染料の配合を決定します。

CCM(コンピュータカラーマッチング)で染料配合を計算させ、その数字で染めたものを測色、補正計算させて染める…の繰り返しで色を合わせる方法もありますが、目で色を見ながら配合を上下させ、合わせる方が速いでしょう。

 ここで注意が必要なのは、色相環を念頭に入れておくことと、純粋な黄、赤、青はないということでしょうか。

 色相環とは検索すれば出てくると思いますが、文字通り色が環状に並べられたものです。

 

 

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例えば黄味を消したい場合、その反対側にある色、青紫を増やす、青味を消したい場合は橙を足すみたいな感じでしょうか。

これは淡色の色出し、また現場で色不良であった場合、修正する際に必要になってきます。

 純粋な黄、赤、青は無いと言うのは、黄味が足りないから黄色の染料を増やすと、レモンイエロー系の場合青味、オレンジ系の場合赤味もプラスされるということです。

 あとグレーのような無彩色は除きますが、黄赤青3原色の中で、使用量が最も少ない色が鮮明、くすみに影響することでしょうか。

 紫の場合の黄、橙の場合の青、緑の場合の赤がそれにあたります。

 あとは黄赤青の3色が基本ですが、モノによっては例えば黄色を2種使用したり、4種類5種類染料を使用したりすることもあります。どうしても3種では色が出せない場合もあれば、複雑にすることで他の染工場に簡単にマネされないという側面もあります。