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染色加工いろいろ

趣味でなく、工業的に行う染色加工に関することを書いています。

色出し、色合わせ2

染色技術

さて、1ではあえて書きませんでしたが、色出しで最も難しいのは白と黒と言われています。

 特に黒は難しく、本当かどうかはさておき、最高の黒は黒電話の黒色とトヨタクラウンの黒色と昔聞かされました。

 それはともかく、黒といっても大きく分けると黄味の黒、赤味の黒、青味の黒になるのですが、赤味の黒は日に焼けた感じもあり、一般に嫌われ、青味の黒が好まれることが多いです。また冠婚葬祭等で黒色を意識すると、それなりに地位の高い方は、深みのある黒色の礼服を着ておられることに気づくと思います。当然高価な訳ですが。

 黒の染色は、黒の染料だけ使用する場合と、黄赤青のいずれか、または2種を黒に差し色する場合があります。黒の染料を2種3種使用する場合もあります。これは他工場で真似られないようにするために行うケースが多いみたいです。

 白はいわゆる蛍光晒のことを言い、蛍光増白剤を使用し、白さを強調させます。

蛍光増白剤は一部の家庭用洗濯洗剤にも含まれています。

この時、更に白さを出すため色相環、黄色の反対側、青紫色を差すことも多く行われています。日本人には青紫色の入った白さが好まれ、欧州では緑色の入った白さが好まれるようです。

青紫は清潔感が際立ちますし、緑はシルクのイメージで高級感といったところでしょうか。