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染色加工いろいろ

趣味でなく、工業的に行う染色加工に関することを書いています。

染色レシピ作成

染色技術

 染料配合が決まれば、設計図にあたる作業標準書(染色レシピ)を作成します。

 ポイントは繰り返しになりますが、複雑にしすぎないことでしょうか。

 よくやりがちなのですが、現場で出来ない、やりづらいことは極力避けねばなりません。

 例えばシワになりやすい生地をリラックス処理(シワを抑えるため、水では無くぬるま湯から加工スタート)する場合、理想は40℃前後ですが、夏場ですと作業する人間が暑さで参ってしまいます。

 また、染めムラ懸念のある場合、酸、塩、アルカリを分割投入するのが定番ですが、試染の場合と違い、現場では薬品投入に結構時間がかかるため、分割投入の必要が無い場合も多いものです。

 染めムラや染めジワ、色ブレ等発生した場合、現場の担当の責任になりがちですが、染色レシピが真の原因である場合もよくある話で、それは作業しにくいとか、ほんの少しでも手順を間違えると駄目であったり。

 付加価値の高い加工にあたり、作業内容を複雑に難解にするのは技術者の実力不足、エゴでしか無く、それをわかりやすく単純明快にするのが大切です。基礎から理解していないと、足し算はできても引き算がなかなか難しいのですが。

 畢竟、サンプルがうまく出来ても現場で安定して加工出来なければ何の意味もありません。