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染色加工いろいろ

趣味でなく、工業的に行う染色加工に関することを書いています。

染色工程6 染色温度

染色技術

 染色温度は例えばポリエステルの場合130℃、ナイロンであれば100℃が標準なのですが、その温度にいたるまでの昇温速度がムラ無く染めるためには重要です。染料によって繊維に吸着する温度帯が違いますので、その温度帯の昇温速度を下げたり、若しくは一定の温度で一定の時間キープして、マイグレーション(移染)させることが肝要です。

 理論上無限に染色すれば染色ムラは起こらないはずですが、染色時間は当然短い方が良いため、最高温度に到達し染着するまでに、どれだけ均一に繊維に染料を拡散、吸着させるかがポイントでしょうか。

 温度、pH、時間に加え、物理的な要素、液流染色機であれば回転速度(繊維と染料の接触回数)、これらを複合的に考慮して条件を決めていきます。

 色相によって同素材、同品番でも染色温度を変える場合がありますが、その場合染色温度が高い程、生地がより縮むことを考慮しなければいけません。後工程、主に仕上工程になると思いますが、テンターで同品番を繋げて加工したところ、色相で巾が違うため加工しづらかった、というのは避けたいところです。