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染色加工いろいろ

趣味でなく、工業的に行う染色加工に関することを書いています。

実践編 ナイロン染色3

染色技術 染色 現場加工

ナイロン染色の手直しについて

 染めムラ、色違い等で再加工をしなければならない場合、減色若しくは脱色を行い再染色します。

 脱色はあまり行われず、減色して他の濃色等にするのが一般的です。

 アルカリ浴でノニオン又はカチオン均染剤を用い、染色温度で処理するのが減色処方ですが、蛍光増白剤の場合は、蛍光脱色剤という専用薬剤が有りますので、そちらを使わないといけません。

 一例:90±5℃*30-60分 ソーダ灰3-5g/l、均染剤3-5g/l、(浴中柔軟剤、消泡剤)水洗後中和

 アルカリ浴のため、泡立ちはかなりものになりますので消泡剤は必須ですし、カチオン系薬剤を用いた場合はアニオン返しをするほうが無難です。(アニオン返し:アニオン活性剤0.1-0.5g/l、中和と同時に行っても構わない)

 少々の色違いでしたら、染料を上乗せして、濃度オーバー覚悟で色目を合わすのがリスクも少なく良いかも知れません。濃度が+10%までであれば、問題になることはないでしょう。

 また色止めをしている場合、fix割りをしないと減色できないと文献には書かれていますが、サンプル生地で試して見て下さい、恐らく合成fix程度でしたら問題なく減色出来るはずです。

 ポリエステルは強度的に何度再加工をしてもさほど問題になりませんが、ナイロン、特にナイロンスパンでは再加工を行った場合、強度、風合、ストレッチ性等の物性に注意が必要です。