読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

染色加工いろいろ

趣味でなく、工業的に行う染色加工に関することを書いています。

機能加工等1

機能加工

機能加工の中でも基本的な撥水加工、吸水加工について書いていきます。

まず撥水加工についてですが、文字通り水をはじく加工で、更に油分を弾く場合は撥水・撥油加工と呼ばれます。撥水加工はあくまで水を弾く加工であり、耐水圧はありませんので、防水加工とは区別して考えなければいけません。

 撥水加工剤には、ワックス系、シリコン系、フッ素系があり、撥水性に加え撥油性も付与できるのはこの内、フッ素系の薬剤のみです。

 撥水加工はSG(Soil Guard加工と呼ばれることも有り、汚れを弾いていしまう防汚加工のことで、フッ素系薬剤を使用すると、水系の汚れに加え、油系の汚れも防ぐことができます。

 要求される撥水度、生地風合により適切な薬剤を使用することが肝要です。

 吸水加工は撥水加工の逆で、吸水性を付与する加工です。

 同時に柔軟加工になる場合が多く、また薬剤によっては黄変を助長する場合もあります。

 ポリエステルに施される場合SR(Soil Release)加工と呼ばれ、撥水性のポリエステルに親水性を付与することで、洗濯時に汚れを落としやすくすることを狙っています。耐久性、黄変度合、風合を考慮し適切な薬剤を選択します。

試験法は多々ありますが、簡便さから撥水性はスプレー法、吸水性は滴下法で性能を確認することが多いです。