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染色加工いろいろ

趣味でなく、工業的に行う染色加工に関することを書いています。

機能加工等4

機能加工

 起毛加工について

 起毛加工は秋冬用衣服用途であったり、マジックテープのループ側等様々な用途に使用される汎用性の高い加工となっています。

 昔は刺々のあざみの実を使用していましたが、現在は一部高級品に使用されているぐらいで、主流は金属針を使う針布起毛と紙やすりを使用するエメリー起毛の2種です。

 起毛した後、ロータリー刃で狩り揃えるシャーリングという加工もあり、それらを組み合わせたり、何回も起毛したりして様々な表情の生地を作ります。

 起毛加工はどの様な織編物にも適応できるわけでは無く、生機の設計段階から起毛用の生地を作らなければいけません。密な生地ですと紙やすりで擦ったピーチスキン程度にしか出来ず、ベロア調、ループ起毛等、毛足の長い起毛には絶対になりません。また起毛するということは、糸を引き出すということですので、起毛程度にもよりますが、生地巾がかなり狭くなります。