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染色加工いろいろ

趣味でなく、工業的に行う染色加工に関することを書いています。

繊維製品の試験について1

繊維製品の試験

 何について書こうか迷ったのですが、繊維製品、糸や布、衣服等の性能の試験法と基準について数回に渡って書いていきたいと思います。

 繊維の試験は物理的な強度を試験する物性試験、色落ち、色あせ等の染色堅牢度試験、有害物質の含有の有無の安全性試験、その他防水性能や撥水性能、通気性、消臭効果、防炎・難燃性試験等があります。

 この中で物性試験、染色堅牢度試験、安全性試験は繊維製品のスペック、品質をあらわすベーシックな試験であり、ほぼ全ての繊維製品で行われていますので、この3つを中心に説明していきます。

 これらの試験結果は消費者に分かるように表示されることはないのですが、用途に応じ基準をクリアしたものが店頭に並びます。しかし主に売り手側、製造側の管理上の都合、不適合品を弾く目的で基準が決められている訳ですから、消費者全てが満足できる品質というわけにもいかず、基準を満たしていてもクレームが発生することがあります。

 衣服は身近すぎて、ブランド名には詳しくても素材や取扱まで知識がある人は意外と少なく、私自身学生時代はウール品を洗濯機で洗濯してはいけないことすら知りませんでしたし、そのあたりもクレームの要因の一つかもしれません。