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染色加工いろいろ

趣味でなく、工業的に行う染色加工に関することを書いています。

繊維製品の試験について3

繊維製品の試験

物性試験の項目と基準の一般的な例を示します。

項目

素材

用途

基準

寸法変化

織物及びレース

外衣類、中衣類

±3%

下着類

±5%

ニット及び編みレース

外衣類、中衣類

+3%~-6%

下着類

+5%~-5%

引き裂き強さ

織物及びレース

外衣類

10N以上

中衣類、下着類

7N以上

破裂強さ

ニット及び編みレース

外衣類

500kPa以上

中衣類(毛製のもの)

300kPa以上

中衣類(その他)

400kPa以上

下着類

300kPa以上

引張り強さ

織物及びレース

質量が200g/㎡以上

200N以上

質量が200g/㎡未満

150N以上

紡毛織物 たて/よこ

 

150N以上/100N以上

スナッグ

 

 

3級以上

ピリング

 

 

3級以上

縫い目強さ

織物及びレース

外衣類

100N以上

中衣類、下着類

70N以上

ニット及び編みレース

外衣類

500kPa以上

中衣類

400kPa以上

下着類

300kPa以上

 

ニットとは編物のことで、よこ編、丸編、経編があり、昔は莫大小(メリヤスと読みます)と呼ばれていました。さて、上の表でスナッグとピリングのみ単位が“級”となっていることに気付いたでしょうか。

 その他の試験は数値で、実際試験して測った値なのですが、スナッグとピリングに関しては試験を行い、発生したスナッグやピリングの状態を標準写真と見比べて等級付けをしています。

 その等級ですが、最も良いものを5級、最も悪いものを1級として、5、4-5、4、3-4、3、2-3、2、1-2、1と半級づつ9段階の等級付けをします。

 この後出てくる染色堅牢度も等級で表すのですが、呼び方が独特で5級は“ごきゅう”ですが、4-5級は“よんてんごきゅう”ではなく、“よんごーきゅう”と呼びます。その他も同様に“さんよんきゅう”“にいさんきゅう”“いちにーきゅう”となります。